作品解説
I.不甲斐ない人生
家族のテーマ曲。シンデレラの父と継母は少しでも生活が楽になるように夢を見て再婚をした。
しかしながら現実は厳しく、生活が楽になるどころか、シンデレラは家事を強いられ父は日夜働かされる。
II.いつもの継母
継母も生活が楽にならないことに不満を持ち、シンデレラを虐めることでストレスを発散している。
姉はシンデレラに同情せず、継母に同調している。シンデレラはその状況をただひたすら憂う。
III.お触れ
女好きの王様が舞踏会を開くと、国中にお触れをだした。
そのお触れを受け取った継母と姉は、王家の生活を夢見て策略を立てる。
IV.本当の招待状
舞踏会当日、町に残っている女性を舞踏会に誘おうと、家来がやってくる。
そこでたまたまシンデレラに会うが、シンデレラは舞踏会に行きたい気持ちを殺して、家事があると断ってしまう。
V.母の形見
家来にときめきを感じたシンデレラは、何か方法はないかと頭を巡らせる。
すると、本当に困ったときに「母の形見」を使うと良いと父が言っていたことを思い出した。
シンデレラは家じゅう探し出して、初めて「母の形見」と対面することになる。
深く感動したシンデレラは母から勇気をもらって、いざ舞踏会へと飛び出す。
VI.舞踏会
大変身を遂げたシンデレラは、家来に会えることを期待して舞踏会へ飛び込む。
しかし継母と姉に見つかってしまいそうになり、大慌てで逃げ出す。
VII.一瞬の再会
舞踏会が終わる前に家に帰ろうと急いでいると、誰かにぶつかる。それはあの家来だった。
家来は美しくなったシンデレラに惚れ込み、話を聞こうとする。
しかしシンデレラは父のことが気掛かりで、駆け落ちする勇気は持てなかった。
シンデレラは、家来に一目お会いできたからもう良いと自分に言い聞かせ、急いでお城を後にする。
VIII.見つけ出そう
家来はシンデレラを見つけようと、国中を探し回る。
月日が刻々と過ぎるなか、シンデレラへの気持ちは強くなるばかりだった。
再会したときに転んで落としたブローチと、かすかな記憶を胸に抱いて、諦めず一歩ずつ前へ進む。
IX.運命の別れ道
ようやくシンデレラの家に辿り着いた家来だが、継母と娘はシンデレラの存在を認めなかった。
そこへ父が帰宅し、父へと話を聞こうとする家来。
継母と娘の立ち回りはうまくいかず、家来はシンデレラを見つけてしまう。
そこで家来は自分の正体を明かし、家族を王家へと迎え入れると明言する。
しかし、血の繋がりがない継母と娘は迎えられず、手切れ金を渡される。
父とシンデレラは晴れて王家に入ることとなった。
X.Grand Finale
感動のフィナーレ。